オーバーユース症候群

今月号の相談は「ベンチプレスのやり過ぎで、胸から肩腕にかけて痛みやしびれが生じるようになった」というもの。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生に聞いてみた。

Q 筋トレでベンチプレスを頑張りすぎたせいか、最近、胸から肩腕にかけて痛みやしびれを生じるようになってきました。やはりベンチプレスのやり過ぎが原因なのでしょうか。

A おそらく筋トレ時のオーバーユースが原因で、大胸筋や三角筋、上腕部の筋肉が過度にこわばり、痛みやしびれを発症しているものと思われます。このような症状を総称して、オーバーユース(使いすぎ)症候群と言います。筋トレにかぎらず、ゴルフやマラソン、テニスといったスポーツ全般にみられる症状です。

Q 放置しておくとどうなるのでしょうか。

A 最初のうちは違和感程度の軽い症状ですが、徐々に痛みやしびれが発症し、それが慢性化すると場合によっては四十肩や五十肩に移行してしまう恐れがあります。そうなると痛みで腕が上がらなくなるだけでなく、日常生活のあらゆる場面で支障をきたすようになるので要注意です。

Q オーバーユース症候群に陥らないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。

A ベンチプレスは胸から肩腕にかけての筋肉を肥大させるのに適したトレーニングですが、その分筋肉にかかる負担が甚大であることを肝に銘じてください。

また、最近はトレーナー不在の24時間営業ジムが増えていますが、それだとトレーニング時のフォームや適切な重量・回数・セット数をアドバイスしてもらうことができないので、できるだけトレーナーをつけるようにしてほしいと思います。とくにビギナーの方はトレーニングで不必要に追い込んでしまいがちです。最初のうちはトレーナーの指導を受けながら自分のカラダに向き合ってください。

あとは、トレーニングの間にきちんと休息を入れることも重要です。超回復を促すため、戦略的に休息日を設けることは筋肉の肥大には欠かせません。とりわけ中高年の場合、若い人よりも筋疲労の回復に時間がかかるので、しっかりと休息を取り入れてほしいですね。

Q 自分ではなかなか筋肉のコンディションを判断することができないのですが、どうすればいいのでしょうか。

A 筋肉専門の治療院で定期的に筋肉の施術を受けると、安心してトレーニングに臨めると思います。とくにボディメイクを目的としている場合、上下左右の筋肉のバランスをとることも大切になってきます。専門家による客観的なアドバイスはトレーニング効率のアップにつながるはずです。

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