慢性的な緊張型頭痛(筋緊張性頭痛)

今月の痛みは20代の事務職の女性から。痛みの内容は「肩こりと同時に頭痛が生じる」というものだ。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生にこの痛みの原因と解消法について聞いてみた。

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Q 肩こりがひどくなると頭痛が生じるのですが、これはよくある症状なのでしょうか。

A 同様の悩みをお持ちの方は当院にもよくいらっしゃいます。これは一般的に、「筋緊張性頭痛」と呼ばれる症状です。頭痛だけでなく、吐き気、耳鳴り、めまい、歯茎の痛みなど、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。とはいえ、痛む部位そのものに異常があるわけではなく、あくまでも首から肩にかけての筋の緊張に伴い、自律神経失調をきたして生じる病態です。激しい頭痛となると脳内出血などの可能性もあります。心配ならば一度精密検査を受けて、それで異常が見当たらないようであれば、筋緊張性の頭痛を疑ってみるといいでしょう。

Q 何が原因で筋緊張性頭痛が生じるのでしょうか。

A 筋緊張性頭痛で悩む方の多くは、日頃から肩こり感で悩まされていたり、ストレスをため込んでいたりする傾向が多いように思います。ストレスから肩こりが生じ、それが頭痛や吐き気、耳鳴り、めまいといった症状を引き起こしているのです。仕事や日常生活でストレスを感じることが多いようであれば、仕事の仕方を変えてみたり、スポーツ、趣味などでリフレッシュしたりしてみるのもいいでしょう。

Q どうすればしつこい痛みから解放されるのでしょうか。

A 筋緊張性頭痛であれば、筋肉の緊張を緩和することが一番の近道です。しかし、首から肩にかけての筋肉は複雑に絡み合っているので、まずは頭痛の原因となっている筋肉を的確に見つけ出す必要があります。ちなみに筋緊張性頭痛の場合、頭痛の原因となっている筋肉を押圧すると、同じ痛みが関連痛として再現されることが多いので、それを根拠に治療していくことになります。

治療の過程で痛みの原因となる筋肉が分かったら、その部位をしっかりと認知しておくことが大切です。いざ急な頭痛に襲われたとしても、頭痛の原因となる筋肉が分かっていれば落ち着いて対処できるものです。また仕事の合間などに、ご自身でその部位をセルフマッサージするだけでも、ラクになると思いますよ。

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