オーバートレーニングによる痛み

今号の相談は「連日、ムリしてトレーニングをつづけたところ、筋肉痛がなかなか治らなくなってしまった」というもの。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生に聞いてみた。

 

Q 連日、ムリしてトレーニングをつづけたところ、普段なら1、2日で治る筋肉痛がなかなか治らなくなってしまいました。これはどういう状態なのでしょうか。

A オーバートレーニングによって、筋肉のダメージが回復していない状態だと思われます。この状態でトレーニングをつづけると、筋肉が炎症を起こしたり、ケガにつながったりしてしまいかねません。いったん休養をとって筋肉の状態が回復してからトレーニングを再開するのが賢明です。

Q 回復期を挟んでトレーニングに取り組むことで筋肉が成長すると聞いたことがあるのですが、回復期の目安はどのように判断したらよいのでしょうか。

A たしかに、トレーニング効果は「過負荷の原理」に基づいており、負荷をかけたあとの回復過程を経て次の負荷をかけ、これを繰り返すことで得られます。ただ、回復期(休息期)には個人差があるので、一概にどのくらい筋肉を休ませればよいかを示すことはできません。かといって、負荷がほとんどかからないトレーニングでは筋肉の成長を見込めません。最初のうちは翌日の生活に支障が出ないくらいの負荷量を目安にトレーニングを行うのがよいでしょう。そうやって次第に適切な負荷量を掴めるようになったら、3日に1日は休む、2日に1日は休むといった具合にトレーニングのペースをきめるとよいと思います。トレーニングをはじめたばかりの方は、カラダの調子がよいとついつい休息することを忘れがちですが、オーバートレーニングは心身ともに負荷がかかるので要注意です。

Q そういえば、オーバートレーニング症候群という言葉を耳にしたことがあります。

A オーバートレーニング症候群とは、オーバートレーニングをつづけた結果、慢性的な倦怠感や抑うつ症状が生じる状態のことです。成績や記録とストイックに向き合いつづけるアスリートに見られる症状で、さすがに、一般の方でこのような状況になるまで自分を追い込むようなケースはまれだと思われます。いずれにしても、オーバートレーニングで心身を追い込みすぎてよいことはないので、余裕をもってトレーニングに取り組み、楽しみながら健康的な身体づくりに励んでほしいと思います。

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