年をとると筋肉痛が遅れて出る!?

今号の相談は「中高年になってから、筋肉痛が遅れて出るようになった」というもの。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生に聞いてみた。

 

Q 中高年になってから、筋肉痛が遅れて出るようになりました。よく「年をとると筋肉痛が遅れて出る」といいますが、これにはどういう理由が考えられますか。

A 筋肉痛のメカニズムはいまだはっきりとは解明されていませんが、運動で損傷した筋繊維が修復される過程で生じるものとされています。ただ、その発症のタイミングが年齢によって変化するという統計的データはありません。

Q では私の場合、どうして最近になって筋肉痛が遅れて出るようになったのでしょうか。

A 筋肉痛は運動不足の人ほど出やすい傾向があります。そして、運動不足の人が激しい運動をすることはほとんどなく、多くは軽いエクササイズやウォーキングなどの低強度運動を行うため、筋繊維の損傷と修復の過程が緩やかになり、筋肉痛のタイミングが遅れるのだと思われます。

Q つまり、筋肉の「損傷」と「修復」のバランスによって、痛みが出るタイミングが決まってくるということですか。

A そういうことです。「年をとると筋肉痛が遅れて出る」といわれる説の真意は、中高年になると運動不足の人が増え、運動するとしてもチョッとした運動しかしないため、筋肉痛の発症が遅れるということです。

Q 筋肉痛が遅れて出るのは運動不足のサインでもあるわけですね。

A まさにその通りです。実際、40代以上の方であっても運動習慣のある方であれば、筋肉痛が遅れて出ることはないでしょう。もっとも、筋肉痛の出るタイミングには個人差があるので、あくまでも傾向の話となりますが。

Q 普段から運動を行い、筋肉を鍛えていくことは大切ですね。

A 筋肉量の維持や増強に運動は欠かせません。ただ、運動をしたほうがよいからといって、いきなり強度の高い運動に取り組むのはオススメできません。軽い筋トレやウォーキングなどからはじめて、少しずつ筋肉への負荷を高めていくのが望ましいです。急にムリな負荷をかけると、場合によっては肉離れなどのケガにつながってしまうこともあるので注意が必要です。

たとえ高齢であっても、日頃からトレーニングしている人は健全なカラダつきだけでなく精神的な若さも併せもっています。人生百年時代を生き抜くカギは、良質な筋肉を育むことだと考えています。

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