重い物を持ち上げたときや振り向きざまなどに起こりやすいといわれるぎっくり腰。ときには、あまりの痛さに立ち上がることさえできなくなることもあるという。というわけで、今号もソフィア整骨院の古川ぶんと先生に、痛みとその解消法をレクチャーしてもらう。第7回目のテーマはぎっくり腰だ。
突然痛みに襲われるというイメージが強いぎっくり腰ですが、実際は筋肉疲労の蓄積によって生じるケースがほとんどです。自覚していなかった筋肉疲労が溜まりに溜まって爆発するという感じです。とくに力仕事をしていなくてもぎっくり腰になってしまうケースがあるので、無理な体勢で重い物を持ったり運んだりしないように心がけましょう。もしぎっくり腰になってしまったら、炎症を起こしている可能性があるので、まずは患部をアイシングする(冷やす)ことをオススメします。
ぎっくり腰の場合、最初は局所的な筋肉の硬縮なのですが、4、5時間もすると腰全体が硬くなってしまいます。筋肉が痛みに対して防御的反応を示してしまうからです。ですから、治療の際は腰の背骨より指3本くらい横の筋肉全体をほぐしていきます。そして最初の3日間は続けて治療して、その後は様子を見ながら治療をしていくことになります。ぎっくり腰の場合、再発する可能性があるので、完治するまで継続的に治療を受けてください。
〈家庭でもできる〝痛み解消法〟〉
ぎっくり腰に襲われたら、まずは氷のうなどでアイシングすることが重要です。そして、痛みが落ち着いたらすぐに治療に行くようにしましょう。腰全体の筋肉が硬縮してしまうと、完治するまでに時間がかかってしまうケースがあるからです。自然治癒だけでは完治しにくい痛みですので、早めに通院することをオススメします。