長距離移動時の寝違え

今号の相談は、「新幹線や飛行機で長距離移動する際に寝違えてしまうことがある」というもの。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生に聞いてみた。

 

Q 以前はそうでもなかったのですが、最近、新幹線や飛行機で長距離移動する際に寝違えてしまうことがあります。カラダに何らかの変化が生じてしまったのでしょうか。

A 寝違えは、スパズム(意図せず筋肉が収縮し続ける状態)が原因で、性別や年齢を問わず発症します。ただし、筋肉が硬くこわばっていると発症しやすくなりますので、以前より首や肩まわりの筋肉が常に緊張している状態になっている可能性が高いでしょう。日常の姿勢やストレス、運動不足なども影響します。

Q 寝違えが長引いたときはどう対処すればよいでしょうか。

A 痛みが残っているときは無理に動かさず、できるだけ安静にしてください。痛みが強ければ冷却や湿布も有効です。その後、痛みがやわらいできたら、筋肉治療の専門院でしっかりと施術を受け、根本的な改善を目指すことをおすすめします。自己流のマッサージやストレッチは、場合によっては悪化させることもあるので注意が必要です。

Q 月に数回は長距離移動をしなければなりません。移動時の寝違えリスクを減らすためには、どんな工夫ができますか。A まずはヘッドレストや座席の角度を自分に合うように調整し、カラダへの負担をできるだけ減らしましょう。睡眠時にはネックピローを使用したり、腰の後ろにクッションを置いたりすることも有効です。また、立ち上がれるタイミングでは首や肩を回したり、腕を伸ばしたりして筋肉をほぐすとよいでしょう。こうした小まめな動きが血流を促し、筋肉のこわばりを防ぎます。

ただし、これらの工夫はあくまで応急的な対策です。本質的には、日常生活の中で筋肉の状態を整えることが重要です。仕事の合間や入浴後に首や肩をしっかり回すなど、こまめなセルフケアを習慣づけてください。

Q 最近は、移動中にうたた寝してもカラダが痛くて30分ほどで目が覚めることが多くなりました。これも筋肉の状態と関係があるのでしょうか。

A はい、それは筋肉が慢性的にこわばっているサインです。放置すると、寝違えの頻発だけでなく、首が傾いたまま動かなくなる、首や肩に慢性痛が出るなどのリスクがあります。そうなると治療に長い時間がかかりますので、はやめの受診・施術を強くおすすめします。迅速な対応が、快適な長距離移動と健康維持の近道です。

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