坐骨神経痛の真実

今号の相談は「整形外科で椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛と診断された」(60代男性)というもの。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生に聞いてみた。

 

Q 長年にわたってトラックの運転手をしているのですが、最近は下半身が痛くて歩くのにも苦労するようになりました。整形外科を受診したところ、椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛と診断され、鎮痛薬などを処方してもらったのですが、いっこうに快方に向かいません。これはどういう症状なのでしょうか。

A 一般的に坐骨神経痛は臀部から下肢にかけての痛みやしびれの症状とされており、症状が悪化するとジッとしていても激しい痛みやしびれが生じ、歩行すらままならなくなることがあります。整形外科を受診されたそうですが、整形外科ではレントゲンやMRIによる画像診断によって、若い人の場合は椎間板ヘルニア、高齢者の場合は脊椎管狭窄症などと診断されがちです。しかし、ヘルニアや脊椎管狭窄症といった構造的な異常が痛みやしびれの原因になることはなく、実際には筋肉のけいれんが原因であると確信しております。

Q 下半身のどのあたりの筋肉がけいれんしているケースが多いのでしょうか。

A 人によって異なりますが、症状がひどい場合ですと、腰や骨盤から太もも、ふくらはぎにかけて、広範囲にわたり複数の筋肉がけいれんしているケースもあります。そういった場合、骨盤などの中枢の筋肉から末梢のふくらはぎの筋肉にかけて、段階を踏んで徐々に施術していくことになります。また、相談者のケースではトラックを運転していることから、アクセルやブレーキのペダル操作で負荷のかりやすい右脚全体が強くこわばっている可能性もあります。

Q 治療にはどれくらいの期間を要するのでしょうか。

A 個人差はありますが、症状がひどい場合でも、週に数回の施術を1カ月から3カ月ほど続けると効果を実感できると思います。なかには10回ほどの施術で30年来の症状が急速に改善した方もいらっしゃいました。坐骨神経痛にかぎったことではありませんが、筋肉の痛みが慢性化すると症状がエスカレートして治療に時間を要することになります。痛みが長くつづき症状が悪化する兆しを感じたら、早めに筋肉治療の専門院に通って治療を始めてください。

「痛みの診断・治療=整形外科」と思われがちですが、筋肉由来の痛みに関してはアナログな筋肉治療が効果的です。坐骨神経痛が治らなくてお困りの方は、ぜひその真実を忘れないでほしいと思います。

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