発作性の急性痛

今号の相談は「足の甲が急に痛くなった」というもの。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生に聞いてみた。

 

Q ケガをしたり、激しい運動をしたりした覚えがないのに、足の甲が急に痛み出し、数日間にわたり足を引きずって歩かざるを得なくなりました。患部が腫れるようなことはなく、3日くらいで痛みは治まったのですが、これはどういう症状だったのでしょうか。

A 長年にわたって食生活や睡眠リズム、自律神経が乱れていると、カラダは慢性炎症体質に変わっていきます。そういう方は、何かの拍子に筋肉などの軟部組織がけいれんを起こし、激痛発作を生じることがあります。とくに40過ぎの中高年になると体質の変化も相まって、このような症状が多発しやすくなるので要注意です。

以前に施術した患者さんにも同様の症状の方がいました。仕事柄、夜遅くに帰宅することが多く食生活や睡眠リズムが乱れがちで、ある日の朝の起床時、足首に急に激痛が生じたとのこと。ご本人は日課のウォーキングが原因ではないかと推測されていましたが、その程度の運動で足首を傷めることは考えにくいです。やはり長い間の生活習慣の乱れによって、知らず知らずのうちにカラダが慢性炎症体質に変わり、ふとした瞬間に発作性の急性痛が生じたのだと思います。

Q これまでにも同様の痛みを繰り返しているのですが、そういったケースもあるのでしょうか。

A 医学的な説明は難しいのですが、このような発作性の急性痛は、その後もたびたび繰り返し発症する傾向があります。また痛みの部位がその都度変わることも多いので厄介です。

Q 治療院で対応できる施術にははどんなことがありますか

A 対処療法になりますが、急性けいれんを起こしている筋肉を施術することによって、痛みを早期解消に導くことは可能です。ただ、首肩や腰などの筋肉量が多い部位に同様の症状が生じると、回復に相当の期間を要します。そういったリスクを避けるためにも、発作性の急性痛を繰り返す方は、予防的に筋肉専門の治療院でケアを受けてほしいと思います。

Q そのほかに気をつけたほうがよいことはありますか。

A 病院を受診すると過剰な検査をされた挙句、的を射ない診断でうやむやにされることが多いようです。ただ、数日で痛みが治まるケースであれば、筋肉の発作性の痛みであることが多いので慌てる必要はありません。痛みのメカニズムは寝違えやこむら返りと同じですので、まずは鎮痛薬を服用したり、シップを貼ったりしてみるとよいでしょう。ただ、それだけでは対処療法の域を出ないので、施術と並行して生活習慣の改善にも取り組んでいただきたいと思います。

整体なら杉並区高円寺、ランニング障害専門の東高円寺ソフィア整骨院へ 中野区からもお越しいただいております 診療時間

ご予約・お問い合わせはお気軽に

Tel03-3314-1276

東京都杉並区和田3-58-9 パークサイド東高円寺1F
東京メトロ丸ノ内線 東高円寺駅から、徒歩2分

ページトップへ戻る