お子さんを出産して以来9年間、腰から臀部にかけての痛みに悩まされていました。複数の整形外科での診断は出産時における「恥骨結合分離症」(?)。
触診の結果、腰臀部の筋肉全般に「硬縮」があり、少しの力で押しても圧痛がありました。治療を始めて15回目くらい(1ヶ月)で筋肉に弾力が戻り、痛みも楽になってきたそうです。
現在治療を始めて3ヶ月弱ですが、ほとんど日常生活の中で腰に痛みを感じることは無くなったそうです。
(院長の解説)
初診時から本人の治したい意欲がヒシヒシと伝わってきました。
それにしても、なぜ出産時の恥骨結合分離で痛みが9年間も続くのでしょうか?レントゲンに映る構造破綻と痛みを強引に結びつけた結果、患者さんは無駄に9年間も「痛み」に苦しんできたわけです。
整形外科領域におけるにおける画像診断は「除外診断」(骨折・悪性腫瘍・感染症などの可能性を排除するための診断)でしかありません。
必ずしも構造的な異常が「痛み」をもたらすとは限らないのです。
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