痛み全般対策
ケガや急性の痛みの場合、患部を冷やすことが第一となります。暖めたり無理に傷めた箇所に刺激を与えたりすることは、症状悪化につながる恐れがあります。『冷却』そして『固定』(安静)を心がけましょう。負傷部位に加わる負担度よりも安静度の方が勝れば自然に治っていくのが人間の体なのです。そして自己判断を避け、早めに専門家に受診されることをお勧めします。
ケガや外傷以外の慢性的な痛みは、その人の体質や精神状態、長年の間違った体の使い方、偏ったクセなど様々な要因が重なり合って症状として出てきます。個人でもできる対策としてはまず「日常生活の体のクセ」(間違った体の使い方)を見直してみることだと思います。
例えば、座っている姿勢が猫背になっている、いつも同じ肩にカバンを掛ける、座るときに必ず足を組む、うつぶせ寝で本を読む、女性特有の横座り、長時間立っている時片側だけに体重をかける、首をボキボキ鳴らすクセなど・・・。慢性的な痛みに悩まされている方には必ず何らかのクセがあります。ただ本人がそれに気付いていないだけなのです。