関節のゴリゴリ音

今月号の相談は「最近、肩を回すとゴリゴリといった音がする」というもの。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生に聞いてみた。

Q 最近、肩を回すとゴリゴリといった音がします。とくに痛みはないのですがどういった症状なのでしょうか。

A おそらく肩関節周囲の筋肉や腱、靭帯などがこすれあって生じている音だと思われます。中高年になると軟部組織が硬くなり、筋肉や腱、靭帯などがこすれあったときにこうした音が鳴りやすくなるのです。

あまりに頻繁に音がすると不快に感じるかもしれませんが、痛みがなければそのまま様子を見ていただいて構いません。ただ、軟部組織のこわばりが慢性化すると、五十肩に移行するケースもあるので、違和感がある方は一度、筋肉専門の治療院で診てもらうといいでしょう。早期に筋肉のこわばりを解消すれば、重篤な症状に移行する可能性が減ります。

Q 指を引っ張ったり、指の関節を曲げたりする際にポキッと音が鳴るのも同様のメカニズムなのでしょうか。

A これはクラック音と呼ばれるもので、指を引っ張ったり、曲げたりする際に関節液のなかの気泡が弾けて発生している音です。これも痛みがなければ気にする必要はありません。しかし、むやみやたらに関節音を鳴らすのはおすすめできません。たとえば、首をまわして音を鳴らすのがクセになっている人がいますが、首を強くひねった際、寝違えのような急性痛が発症するケースもあるので要注意です。このように関節をムリに鳴らそうとすると、軟部組織を痛める可能性があることを忘れないでください。

Q 関節の音が鳴るときに痛みが生じるケースもあるのでしょうか。

A 臨床上、よく見受けられるのが変形性ひざ関節症のケースです。膝関節の変形によって可動域が狭まり、膝を曲げていくとギシギシ、ミシミシといった軋轢音がして、それ以上動かせなくなってしまいます。そして、変形性関節症の初期には痛みや熱感をともなうこともあり、悪化すると膝が腫れてほとんど動かせなくなってしまいます。痛くても動かせるうちはまだ初期症状の段階なので、早期に筋肉専門の治療院を受診していただきたいと思います。ひざ周囲の筋肉のこわばりを解消することで痛みの改善につながりますし、腫れをしずめることもできます。ただ、徐々に関節の変形が進むと手術による治療しかなくなります。膝がギシギシして痛くて曲げられないというようなケースでは、一刻も早く筋肉の施術を開始するべきだと思います。

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