間欠性跛行

今月号の相談は「しばらく歩くと脚が痛くなり、少し休憩しないと歩けない」というもの。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生に聞いてみた。

 

Q 最近、しばらく歩くと脚が痛くなりしびれるようになりました。少し休めばふたたび歩けるようになるのですが、頻繁にこのような症状が出るため、日常生活にも支障をきたしています。これはどのような症状なのでしょうか。

A 間欠性跛行と呼ばれる症状です。原因としては脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症などがあげられることが多いのですが、かならずしもそうとはかぎりません。実際、病院で脊柱管狭窄症と診断された方に筋肉への施術を行ったところ、十分に改善することができました。とくに整形外科領域で見落とされがちですが、筋肉の強いこわばりが原因で間欠性跛行になっていることも多いのです。

Q 私も脊柱管狭窄症と診断されたのですが、なかなか治療の効果があらわれません。

A 脊柱管狭窄症とは背骨の変形などによって脊柱管(神経の通路)が圧迫され、痛みやしびれが生じる症状とされていますが、神経の圧迫が痛みを生じるという生理学的な根拠はありません。また臨床的にも、少し休むと痛みがおさまるという症状は筋肉特有の症状です。整形外科での治療で結果が出ないようであれば、やはり筋肉のこわばりを疑ってみるべきでしょう。

Q 放置しておくと症状は悪化していくのでしょうか。

A 毎日の生活の中でも筋肉への負荷は蓄積されていくので、放っておくと症状が悪化する恐れがあります。当院は駅から100㍍くらいの距離にありますが、症状が悪化していたある患者さんは、その短い距離ですら休憩を数回挟まなければならなかったそうです。また、過去には間欠性跛行が悪化して車イス生活を余儀なくされた患者さんもいらっしゃいました。

Q どのような治療が効果的なのでしょうか。

A 臀部や大腿部、ふくらはぎの筋肉を触診し、筋肉のこわばりが強いところを集中的に施術していきます。症状がこじれている場合は長期の治療が必要になりますが、それでも着実に効果はあらわれます。整形外科で脊柱管狭窄症や閉塞性動脈硬化症と診断されたけれども痛みがおさまらないという方は、ぜひ筋肉治療を受けてみてください。

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