腱鞘炎の痛み

今月号の痛みの相談は50代の女性から。「指先を動かすと痛みが生じる」というものだ。はたして、この痛みにはどのように対処すればいいのだろうか。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生に聞いてみた。

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Q キーパンチャーの仕事をしているのですが、最近、指先を動かすと痛みが生じるようになりました。ひょっとしたら腱鞘炎なのでしょうか。

A 実際に触診してみないとわかりませんが、指先を動かして強い痛みが生じるようでしたら、腱鞘炎の可能性があります。腱鞘炎は手指を動かす腱と、それを包んでいる腱鞘がこすれて炎症を起こしている状態です。特徴的な所見としては指や手首を動かす際に強い痛みを生じます。とくに重度の症状になると、指先を少し動かすだけで激痛が走るようになります。

Q やはり指先を使う仕事だと腱鞘炎になりやすいのでしょうか。

A たしかに、手や指先を酷使する仕事の方は腱鞘炎になりやすい傾向にあります。しかし、手や指を酷使しない人でも腱鞘炎になる可能性は十分にあるので、注意が必要です。また、男性よりも女性のほうが発症しやすいという特徴もあります。

Q 腱鞘炎になった場合はどのように対処すればいいのでしょうか。

A 激痛が走る場合はとにかく安静にすることです。そして消炎鎮痛薬を投与して痛みを和らげ、指や手首を固定するようにしてください。仕事で指や手を使わざるを得ない方であっても、痛みがひどい場合は絶対安静が必要になります。痛みが引いても無理をすると再発する恐れがあるので、しばらくの間は手や指をあまり使わないようにする必要もあります。

Q 筋肉治療が効果を発揮する場合もあるのでしょうか。

A 患部が炎症を起こしている場合はとにかく安静が第一になりますので、筋肉治療は避けたほうがいいでしょう。しかし、腱鞘炎による痛みだと思っていても、実は筋肉のこわばりによる痛みであるケースもあります。とくに鈍い痛みが長期化している場合は筋肉性の痛みである可能性が高いです。筋肉治療の専門院でしたら、問診・触診によって、腱鞘炎の痛みなのか、筋硬縮による痛みなのかを判断することができます。痛みが気になる場合は、筋肉治療の専門院に足を運んでみるといいでしょう。筋肉性の痛みの場合は、短期間の施術で痛みから解放されますよ。

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