職業病による腰痛

今回の痛みの相談は60代の農家の女性から。「農作業をつづけているうちに、慢性的に腰が痛くなってしまった」というものだ。はたして、この痛みにはどのように対処すればいいのか。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生に聞いてみた。

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Q 40年にわたって畑仕事をつづけているのですが、雑草とりなどで前かがみになることが多く、気が付けば慢性的に腰が痛むようになってしまいました。とくに作業時に非常に痛むのですが、どうしたらいいのでしょうか。

A 農作業の場合、前かがみになる体勢が多いと思いますが、中腰や前かがみの姿勢は腰に大きな負荷を与えるので要注意です。おそらく、長年にわたって前かがみの状態での作業を繰り返してきたことで、慢性的に腰が痛むようになったのだと思います。とくに高齢になると、若い人に比べて筋肉の線維が硬くなってしまうので、筋の緊張が回復しにくく、慢性的な痛みにつながることが多いようです。

今回の場合は職業病のようなものなので、すぐに痛みを取り除くことは困難です。しかし、腰を前にかがめない、中腰にならないといった作業スタイルを、できる範囲内で工夫してみるといいでしょう。たとえば、台車に座って移動しながら作業をすれば、腰をかがめずに雑草とりができますよね。

Q 痛み止めの薬は効果がありますか。

A 痛み止めの薬はあくまでも一時的な効果しかありません。むしろ痛み止めの薬を飲んだ状態で農作業をしてしまうと、痛みを感じない分だけムリに動いてしまい、症状が悪化する恐れがあります。痛み止めの薬を使用する際は、安静な状態を保てるときだけにしてください。

Q 日常的にも腰が痛むのですが、少しでも痛みを和らげるにはどうしたらいいのでしょうか。

A まずは、農作業後の身体のケアをしっかりとすることが肝心です。筋肉の緊張を和らげるために、お風呂に入ったり、患部に使い捨てカイロを貼ったりして血行を良くするといいでしょう。また、床にゴルフボールを置き、その上に患部を乗せ体重をかけるようにセルフマッサージをするのも効果的だと思います。

しかし、自分ではなかなか筋肉の状態を客観的に判断することはできません。定期的に筋肉専門の治療院に通い、治療を受けるのと同時に筋肉の状態もチェックしてもらうといいでしょう。そうすれば、慢性的な痛みも徐々に回復に向かっていくと思います。

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