慢性痛(長引く痛み)

治療院に通院する人たちの中には、慢性的な痛みに悩まされているケースが少なくない。では、慢性痛とはどういったメカニズムで生じるのか。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生に教えてもらった。
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痛み治療の現場において、慢性痛ほど厄介で時間がかかるものはありません。たとえば、ギックリ腰や寝ちがいは一過性の急性痛ですから数回の治療で痛みを取り除くことができますが、慢性痛となるとそういう訳にはいかないのです。

慢性痛とは、カンタンにいうと筋肉の異常と脳の状態の相乗効果で引き起こされる痛みのこと。たとえば、ストレスなどが原因で筋肉が強くこわばり、それが痛みを引き起こすというものです。これは、ストレスがたまると口内炎になりやすい人がいるのと同じように、ストレスが原因で筋肉が緊張し、その結果体に痛みを感じてしまうというメカニズムです。また慢性痛の場合、痛みの部位が移動していくという特徴もあります。最初は肩が痛いと思っていたら、つぎに腰、そして足といった具合に全身に痛みが及ぶわけです。

慢性痛にはこういった特徴があるため、どんなにいい治療を施しても二度と痛くならないという保証はできません。ただ、少なくともその痛みの程度や頻度を抑えることはできます。これは天気予報でいうところの(痛みの)降水確率を下げるようなイメージだと思って頂ければいいと思います。

では、どのすれば慢性痛を緩和させることができるのでしょうか?そのためには、まず慢性痛が心身相関によって生じているものだということをきちんと理解することです。そうしないと、小さな痛みに対しても敏感になってしまい、チョットした痛みでも大きな痛みとして感じるようになるからです。それがヒドくなると、時には痛くないはずなのに、痛いと思い込んでしまう可能性も出てきます。たとえば、雨の日になると痛む、寒い日になると痛むといった具合に、本来はまったく痛みと関係ないことに対し脳が敏感に反応し、痛みを感じるようになってしまうのです。

慢性痛は厄介な症例ですが、ジックリと治療をほどこしていけば十分に痛みを緩和させることができます。痛みを感じたらストレスが蓄積している証拠だと思って、積極的に治療院に行くようにしてください。そうやって自分の痛みとシッカリと向き合っていけば、慢性痛をきちんとコントロールできるようになるはずです。

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