筋緊張型の頭痛

今月号の痛みの相談は「頭痛と肩コリがひどい」というもの。はたして、この症状にはどのように対処すればいいのだろうか。さっそく、ソフィア整骨院の古川ぶんと先生に聞いてみた。

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長年にわたって頭痛と肩コリに悩まされているのですが、このふたつの症状に因果関係はあるのでしょうか。

A 首肩周りの筋肉は自律神経と密接に関連しているため、その周辺の筋肉がこわばると、頭痛、耳鳴り、不眠、目まい、吐き気、倦怠感といった症状を引き起こすことがあります。自律神経失調とも言われる状態なのですが、実際に臨床の現場で頭痛の原因を鑑別するのはかなり難しい問題です。というのも、頭痛は発熱や疲労、アルコール、ストレスなど、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があるからです。そのため当院では、病院の診断を受けて何も異常が見つからない場合で、かつ毎回のように首肩のコリと連動して頭痛が生じる場合のみ、筋緊張型の頭痛であるとみなし施術を行なっています。また、そのような症例では首や肩の筋肉の緊張緩和が頭痛の解消につながる可能性が高いと言えます。

筋緊張型の頭痛を引き起こさないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。

A できるだけ首や肩の筋肉に負担をかけないように生活することが大切です。

デスクワークが多く、つねに肩コリに悩まされているのですが、どうすればいいでしょうか。

A 首が前傾姿勢になっていると、首の後ろ側の筋肉がこわばってしまいます。これを避けるためにも、腰をまっすぐ立てるようにして座り、自分にとって首や肩がラクになる姿勢でデスクワークに臨むようにしてください。また、パソコンのモニターの位置が低すぎると前傾姿勢になりがちなので、イスの高さなどにも注意を払うといいでしょう。

ただ、実際には日常生活でのストレスが原因で首や肩の筋肉がこわばり、結果的に筋緊張型の頭痛が生じているケースが珍しくありません。そういう意味では、ストレスを溜め込まないようにすることも重要です。また、そうでなくとも首や肩がこりやすい方は定期的に筋肉治療を受けてみるといいかもしれません。定期的にコリをほぐすことで筋緊張型の頭痛が生じなくなるとまでは言えませんが、頭痛の出にくい状態をキープできるかもしれません。

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